☆ 極暑の過ごし方は難しい ☆


 長い梅雨が明けて、いっぺんに暑くなった。身体が慣れていないからしんどい。歳のせいか、はたまた地球温暖化のせいか、年々暑さが身に堪えるようになってきている。だが、愚痴を言っていても始まらない。まず熱中症に気を付けなくはならない。だが、歳を取ると、これが実に難しくなる。

 水分補強が大切だけと誰もが言う。それも水分の補給だけではなく、発汗などで失われる塩分や糖分の補給が大事だとされる。だから水よりもスポーツドリンクがよいと教えられて飲んでいるのだが、ネットを見ると、スポーツドリンクは糖分が多いから、血糖値が高い者は運動をするとき以外は控えた方がよいと書いている。では、やはりただの水がよいのだろうか、よくわからない。それに水分補給が大切なのはよくわかるが、冷たい飲み物は身体を冷やし、胃腸によくない。事実、夏になると胃腸の具合が悪くなり、食欲が落ちることがよくある。言うまでもなく、食欲不振になると疲れやすく、熱中症にもなりやすい。そうなると、温かい飲み物がよいということになるが、温かい麦茶などは飲む気がおきない。食べ物でも水分は取れるが、食欲がないところに無理して食べるとお腹を壊す。そうなるとますます水分不足になる。

 空調機を適切に使えというが、どの程度使えばよいのか判断が難しい。28度を目安にして、オンオフを切り替えているが、それがよいのか分からない。体感では28度は暑く、26度くらいまで下げたくなる。しかし、夜間就寝中に空調を点けっぱなしにすると、起きた時に喉が痛く具合が悪い。空調を点けておくと、おそらく室温は26,27度くらいに保たれていると推測されるが、それでは寒すぎるのか、それとも風が当たることがよくないのか、いずれにしろ点けっぱなしは身体によくないと感じる。だが、空調を消すと暑くてよく寝られない。寝られなければ疲労が蓄積し、熱中症になりやすくなる。

 気温が上がる昼間はできるだけ外出を控えるようにと言われるが、昼間、室内に籠りっきりというのも身体にはよくない。ある程度、暑さの中で活動することで暑さになれ、暑さに強い丈夫な身体になる。だから憶病になりすぎるのは考えものだ。適当に外出したり、運動したりする方が、夏場の暑さを凌ぎやすくなる。だが、加減が難しく、日中外出して後悔することが多い。

 結局、どうすればよいのかよく分からない。誰か、年齢別・体力別の極暑の過ごし方を教えてもらいたい。と愚痴をこぼして、極暑をやり過ごすしかないようだ。


(R1/8/5記)


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