☆ 今年の野球は ☆


 セパともにプロ野球が開幕した。我が東京ヤクルトスワローズは如何に?

 開幕早々、抑え不在を露呈してしまった。岩村の穴は度会や宮出で何とか埋められると思うが、昨年来の抑え不在はどうにもならない。逆転負けが今年も増えることは必至だ。古田人気はまだまだ高く現役に拘る気持ちは分からないではないが、早く監督に専念してもらいたい。開幕戦の逆転負けではっきりしたことは、如何に古田のリードが巧みでも投手が弱くては抑えられないということだ。たとえ頼りなく見えても米野や福川を辛抱強く試合で使うことで育ててもらいたい。さもないと現役最後の野村のようになりかねない。もちろん野村の生き方はそれなりに立派だと思うが、ヤクルトファンとして、古田が師匠の野村を真似ることは勘弁してもらいたい。

 開幕1試合でとやかく言うことはできないが、良くて3位、下手をすると最下位というところが今年のヤクルトだろう。

 他のチームを見ると、中日の充実ぶりが目を引く、不思議と日本一になれないというジンクスが今年も続くような気がするが、リーグ2連覇の可能性は高い。

 対抗は巨人。若手が順調に育ち、扱いが難しい工藤などベテラン勢を放出したのもプラスに働くと予想される。5年ぶりの優勝、さらには日本一の可能性もある。

 阪神はチームとしての勢いが峠を越えたと感じられ、井川の穴が埋まるとも思えない。JFKの抑えが不振に陥ったら大きく沈む可能性もある。広島、横浜は戦力的には中日、阪神、巨人の3強に劣るとは言え、ヤクルト同様3位は狙えるだけの戦力があり楽しみだ。

 パリーグはソフトバンクが頭一つ抜け出している。日本一の日本ハムが昨年のモチベーションを維持できるか、一昨年の日本一からBクラスに沈んだロッテがどこまで巻き返すか、これが鍵を握る。両チームが低迷するようだとソフトバンクの独走もありえる。他の3チームはよほど頑張らないとBクラス確定だろう。

 日本一はどこになるかは全く分からない。日本シリーズの改革には色々と批判もあるようだが、ファンとしてはシーズンを二度楽しめるという面があり期待できる。

 プロ野球人気は確かに低迷期に入っているが、それでも楽しみにしているファンはまだまだたくさんいる。各チームとも良いプレイ、良い試合をして楽しませてくれることを期待する。


(H19/3/31記)


[ Back ]



Copyright(c) 2003 IDEA-MOO All Rights Reserved.